#19 なぜ鯛は赤いの? ― フラミンゴと同じく「食べ物の色」が関係している?

一個前の記事でフラミンゴがピンク色な理由は説明したよね?

同じ話で、魚のタイも食べ物の影響で赤くなるんだ

詳しく調べてみよう!

結論

結論からいうと、鯛の赤い体色には、餌から取り込んだカロテノイド系の色素が関係しています。

特に、

アスタキサンチン

などの赤〜橙色の色素が、皮膚や体表に蓄積することで、鯛らしい赤い色が作られます。

ただし鯛の場合は、フラミンゴより少し複雑です。

体色は、

  • 色素
  • 色素細胞
  • 鱗の構造
  • 光の反射

などが組み合わさって見えています。

つまり、

「赤い色素があるから赤い」だけではなく、体表の構造も一緒に働いている

ということです。

フラミンゴと同じ「カロテノイド」

前回のフラミンゴの記事で登場した、

カロテノイド

を覚えているでしょうか。

カロテノイドは、

  • 赤
  • オレンジ
  • 黄色

などの色を作る色素の仲間です。

フラミンゴは藻類や甲殻類などからカロテノイドを取り込み、それを羽や皮膚に蓄積することでピンク色になります。

鯛でも同じように、餌に含まれるカロテノイドを体内に取り込みます。

その中でも赤い色に関係する代表的なものの一つが、

アスタキサンチン

です。

アスタキサンチンって何?

アスタキサンチンは、カロテノイドの一種です。

赤〜オレンジ色をした色素で、

  • エビ
  • カニ
  • オキアミ
  • サケ

などにも関係しています。

エビやカニが加熱すると赤く見えるのも、このアスタキサンチンが関係しています。

鯛も自然界では、小さな甲殻類などを食べることでこうした色素を取り込みます。

つまり、

赤い餌を食べたからそのまま赤くなる

というより、

餌に含まれる色素を体が吸収し、体色に利用している

と考えると分かりやすいです。

鯛の皮膚には色を作る細胞がある

魚の体色は、色素そのものだけでは決まりません。

皮膚には、

色素胞

と呼ばれる色に関係する細胞があります。

魚の種類によって、

  • 赤や黄色系の色素を持つ細胞
  • 黒っぽい色素を持つ細胞
  • 光を反射する細胞

などが存在します。

これらが組み合わさることで、さまざまな体色が作られます。

鯛の赤い色も、こうした色素細胞の働きによって見えています。

鱗も色に関係している

鯛の体をよく見ると、ただ赤一色ではありません。

光の当たり方によって、

  • ピンク
  • 赤
  • 銀色
  • 金色っぽい色

に見えることがあります。

これは鱗や皮膚の中に、光を反射する構造があるためです。

体表に当たった光が反射したり散乱したりすることで、色素の赤色と組み合わさり、独特の美しい色になります。

つまり鯛の赤色は、

色素+光の反射

によって見えているわけです。

飼育環境によって色が変わることもある

鯛の体色は、餌や環境によって変化することがあります。

カロテノイドの少ない餌を食べていると、体色が薄くなることがあります。

そのため養殖では、鯛らしい赤い色を保つために、

カロテノイドを含む餌

が使われることがあります。

これはフラミンゴとかなり似ています。

フラミンゴも動物園では、鮮やかな色を保つためにカロテノイドを含む餌が与えられることがあります。

天然と養殖で色が違うことがあるのはなぜ?

天然の鯛と養殖の鯛を比べると、

色の濃さが違って見える

ことがあります。

これは、

  • 食べている餌
  • 光の量
  • 水深
  • 生活環境
  • ストレス

などが影響するためです。

特に自然界では、どんな餌を食べるかが個体によって違います。

そのため、同じ種類の鯛でも体色には差が出ます。

深い場所では赤色は目立ちにくい

ここでもう一つ面白いポイントがあります。

海の中では、水深が深くなるほど太陽の光が届きにくくなります。

特に赤い光は、水の中で比較的早く吸収されます。

そのため深い場所では、

赤い物体が黒っぽく見える

ことがあります。

つまり私たちから見ると鮮やかな赤色の鯛でも、水中では必ずしも派手に目立っているわけではありません。

赤い体色が、環境によっては目立ちにくい色として働く場合もあります。

フラミンゴとの違いは?

フラミンゴと鯛はどちらも、

食べ物から取り込んだカロテノイドが体色に関係している

という共通点があります。

ただし、色の見え方には違いがあります。

フラミンゴでは、カロテノイドが羽や皮膚に蓄積し、ピンク色になります。

一方、鯛では、

  • カロテノイド
  • 色素細胞
  • 鱗
  • 光の反射

などが組み合わさって赤く見えます。

つまり鯛のほうが、

体の構造による色の見え方も大きく関係している

ということです。

まとめ

鯛が赤い理由は、

餌から取り込んだカロテノイド系の色素が体色に関係しているからです。

特にアスタキサンチンなどの赤い色素が、皮膚や体表に蓄積します。

さらに、

  • 色素細胞
  • 鱗の構造
  • 光の反射

などが組み合わさることで、鯛独特の赤〜ピンク色が生まれます。

前回紹介したフラミンゴも、食べ物からカロテノイドを取り込むことでピンク色になっていました。

つまり、

フラミンゴのピンクと鯛の赤には、実は同じ「食べ物由来の色素」という共通点がある

のです。

一見まったく違う生き物でも、色の仕組みを調べてみると、意外なところでつながっているのが面白いところです。

キーワード

鯛 / タイ / 赤い魚 / カロテノイド / アスタキサンチン / 色素 / 色素胞 / 鱗 / フラミンゴ / サケ / 科学

※本記事では、文章作成および画像生成の一部にAIを活用しています。

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