#8 冷たいペットボトルに水滴がつくのはなぜ?結露の仕組みと除湿できるのかを解説

冷たい飲み物飲んでると、コップに水滴がつくよね?

NoPちゃんそこで考えたんだ、コップに水滴がつくなら、その水分はどこから?

空気中の水分が水滴になってるんだったら除湿ができるんじゃないかなって。

なら、水を凍らせたペットボトルをバケツに入れて部屋においておけばエアコン使わなくても除湿できるのかな?

じゃあ調べてみよう!冷たいペットボトルに水滴がつくのはなぜ?結露の仕組みと除湿できるのかを解説!

結論

結論からいうと、空気が冷やされて、空気中に含みきれなくなった水蒸気が水滴になるからです。

空気は温度が高いほど多くの水蒸気を含むことができます。

逆に、空気が冷えると保持できる水蒸気の量が減ります。

その限界を超えた分の水蒸気が液体の水に変わり、窓やペットボトルの表面に水滴として現れます。

これが結露です。

空気の中には水がある

見た目には分かりませんが、普段の空気の中にも水分があります。

ただし、水滴の状態ではなく、

水蒸気

として空気中に存在しています。

そして空気がどれくらい水蒸気を含めるかは、温度によって大きく変わります。

暖かい空気は多くの水蒸気を含めます。

冷たい空気は、それほど多く含めません。

冷たいコップに水滴がつく理由

夏に冷たい飲み物を入れたコップを置いておくと、しばらくすると外側がびしょびしょになります。

「中の水が漏れているのでは?」

と思うかもしれませんが、そうではありません。

コップの近くにある空気が冷やされることで、その空気が水蒸気を保持できなくなります。

そして余った水蒸気が液体の水となり、コップの表面に付着します。

つまりあの水滴は、

もともと部屋の空気中にあった水

です。

露点って何?

空気を少しずつ冷やしていくと、ある温度から水蒸気が水滴へ変わり始めます。

この温度を、

露点温度

といいます。

例えば、ある部屋の空気の露点温度が15℃だったとします。

その部屋に表面温度が10℃の物を置けば、周囲の空気は露点以下まで冷やされます。

すると、その表面で結露が起こります。

つまり、

物の表面温度が露点より低くなると、結露が起こりやすい

ということです。

冬の窓がびしょびしょになるのも同じ

冬に窓ガラスが結露するのも同じ仕組みです。

室内では、

  • 人の呼吸
  • 洗濯物
  • 加湿器
  • 料理
  • お風呂

などによって水蒸気が発生します。

一方、窓ガラスは外気によって冷やされています。

暖かく湿った室内の空気が冷たい窓に触れると急激に冷やされ、露点を下回ります。

その結果、水蒸気が水滴に変わって窓に付着します。

じゃあ凍らせたペットボトルで除湿できる?

ここからが面白いところです。

凍らせたペットボトルを部屋に置くと、表面に大量の水滴がつきます。

先ほどの仕組みを考えると、その水滴は空気中の水分です。

つまり理屈の上では、

凍ったペットボトルでも除湿はできます。

ペットボトルの周囲の空気が冷やされ、水蒸気が水へ変化します。

その水を受け皿などに集めれば、その分だけ部屋の空気から水分を取り除いたことになります。

でも除湿機の代わりにはならない

ここで注意したいのが、

「除湿できる」と「部屋を十分に除湿できる」は別

ということです。

凍らせたペットボトルの表面積はそれほど大きくありません。

さらに、しばらくすると氷が溶けてペットボトルの表面温度も上がります。

表面温度が露点より高くなれば、結露はほとんど起きなくなります。

そのため、取り除ける水分量にはかなり限界があります。

除湿機やエアコンは大量の空気を継続的に冷却し、結露させた水を外へ排出します。

凍ったペットボトルとは処理できる空気の量が大きく違います。

それでも実験としては面白い

例えば夏の日に、

  1. 2Lのペットボトルに水を入れて凍らせる
  2. ボウルやトレーの上に置く
  3. 数時間後に溜まった水を見る

という実験をすると、かなり分かりやすく結露を観察できます。

表面についた水滴を見れば、

「空気の中には本当にこれだけ水が入っているんだ」

と実感できます。

特に湿度の高い日は、かなりの量の水滴がつくことがあります。

部屋は涼しくなる?

凍ったペットボトルを置けば、その周囲の空気は確かに少し冷えます。

ただし、家庭の冷凍庫で作った氷を使う場合、その氷を作るために冷凍庫は部屋の外ではなく、最終的には室内へ熱を放出しています。

そのため家全体で考えると、

凍らせたペットボトルだけで効率的に部屋を冷房することはできません。

あくまで局所的な冷却や、結露の観察には使えるという程度です。

エアコンの除湿も基本原理は同じ

実は、エアコンの除湿も基本的にはよく似ています。

エアコン内部には冷たい熱交換器があります。

そこへ部屋の空気を通すと、空気が冷やされます。

すると水蒸気が結露して水になります。

その水を排水ホースから屋外へ捨てることで、室内の湿度を下げています。

つまり、

エアコンの中で巨大な「冷たいペットボトル」のようなことを効率よく行っている

と考えると分かりやすいです。

湿度100%って、水の中みたいな状態?

ちなみに「湿度100%」と聞くと、

「空気の全部が水なの?」

と思うかもしれません。

もちろん違います。

湿度100%とは、

その温度の空気が保持できる水蒸気の量に達している状態

です。

そこからさらに温度が下がったり、水蒸気が追加されたりすると、余った水蒸気が結露します。

だから湿度100%になると、霧や結露が発生しやすくなります。

まとめ

結露ができる理由は、

空気が冷やされ、保持できなくなった水蒸気が液体の水へ変わるからです。

空気中には普段から水蒸気が含まれています。

そして物の表面温度が露点より低くなると、その周囲の空気から水分が水滴として現れます。

凍らせたペットボトルでも同じ現象が起こるため、理屈の上では少しだけ除湿できます。

ただし処理できる空気量が少なく、効果も長続きしないため、除湿機やエアコンの代わりになるほどの能力はありません。

それでも、

ペットボトルの表面についた水は、もともと部屋の空気の中にあった水

と考えると、空気と湿度の仕組みが少し不思議に見えてきます。

キーワード

結露 / 湿度 / 水蒸気 / 露点 / 除湿 / 凍らせたペットボトル / エアコン / 夏 / 科学

※本記事では、文章作成および画像生成の一部にAIを活用しています。

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